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ソケットプリザベーションとは?

 条件が揃えば抜歯と同時にインプラント埋入を行うことができますが、それが不可能な場合、時間が経つにつれて抜歯した周辺の歯槽骨は吸収してきます。

骨の吸収を最小限に抑えるために、抜歯の時点で人工骨などを抜歯窩(歯があった場所の穴)に入れて骨を再生させる方法を「ソケットプリザベーション」と言います。

ソケットプリザベーションの手順
1 問題の歯を抜歯し、抜歯窩を清掃する
2 抜歯窩に人工骨を入れる
3 コラーゲンでできている人工膜で封鎖する


そもそも、抜歯と同時にインプラントを埋入しない方が良い、埋入できないケースとは?
1.抜歯部位に広範囲な感染や骨吸収が認められる場合
2.骨造成した骨が定着しにくい骨質になっている場合
3.糖尿病などで創面が治癒しにくい状況の場合


ソケットプリザベーションを行った後4~6か月の治癒期間を待ってからインプラント埋入を行うのだが、成功率はソケットプリザベーションを行った方がはるかに高くなると言われている。

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