光線力学療法(Photodynamic Therapy;以下PDT)とは、光感受性物質への光の照射による化学反応を利用して細胞を死滅させる治療法の事を言います。 成人の約8割が歯周病だと言われています。口腔内には500種類以上の細菌がいると言われ、その一部の菌が炎症を引き起こし歯周病となります。 歯周病の治療には、歯石除去と清掃でも十分な効果が出ない場合に抗菌剤の投与が行われてきましたが、長期間投与すると耐性菌ができ抗菌剤の効果が低下してしまいます。 インプラントの周囲にも同じ細菌は存在し、その菌が炎症を起こすことをインプラント周囲粘膜炎と言い、さらに進行して歯槽骨が痩せてしまった状態をインプラント周囲炎と言います。 このような歯周病やインプラント周囲炎の治療にもPDT治療が有効とされています。 ■ PDT治療の特徴 薬を使用しない。 副作用が起こりにく。 短時間で殺菌できる。 直接患部に触れず、痛みがない。 抗生物質耐性菌も殺菌できる。 抗生剤を服用しないので新たな耐性菌を作らない。 予防効果も高い。 手軽に何回でも処置できる。 ■ 適応症 歯肉炎、歯周炎、根管治療、インプラント周囲炎、ヘルペス、口内炎、カンジダ炎
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光線力学療法(Photodynamic Therapy;以下PDT)とは、光感受性物質への光の照射による化学反応を利用して細胞を死滅させる治療法の事を言います。
成人の約8割が歯周病だと言われています。口腔内には500種類以上の細菌がいると言われ、その一部の菌が炎症を引き起こし歯周病となります。
歯周病の治療には、歯石除去と清掃でも十分な効果が出ない場合に抗菌剤の投与が行われてきましたが、長期間投与すると耐性菌ができ抗菌剤の効果が低下してしまいます。
インプラントの周囲にも同じ細菌は存在し、その菌が炎症を起こすことをインプラント周囲粘膜炎と言い、さらに進行して歯槽骨が痩せてしまった状態をインプラント周囲炎と言います。
このような歯周病やインプラント周囲炎の治療にもPDT治療が有効とされています。
■ PDT治療の特徴
薬を使用しない。
副作用が起こりにく。
短時間で殺菌できる。
直接患部に触れず、痛みがない。
抗生物質耐性菌も殺菌できる。
抗生剤を服用しないので新たな耐性菌を作らない。
予防効果も高い。
手軽に何回でも処置できる。
■ 適応症
歯肉炎、歯周炎、根管治療、インプラント周囲炎、ヘルペス、口内炎、カンジダ炎